ヘルムモータースポーツ

FIA-F4FUJI2023.5.3-4
FIA-F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-F4
JAPANESE
CHAMPIONSHIP
RACE REPORT2023.5.3-4

佐藤は第1戦をペナルティで泣き、第2戦は6位入賞
鳥羽は第1戦を逆転優勝も、第2戦は0周リタイア。ともに複雑な週末に

2023年も「HELM MOTORSPORTS」はスーパー耐久と併せて、全7大会・14戦での開催が予定されているFIA-F4選手権に挑む。4年目となるシーズンは2台体制とし、2022年のインディペンデントカップ王者の鳥羽豊が引き続き、そして2022年はスポット参戦だった佐藤樹がフルシーズンでの参戦となる。佐藤はJAF-F4(現・Formula Beat)王者の看板を引っ提げ臨み、その成長ぶりにも期待がかかる。

開幕の舞台は富士スピードウェイ。間もなく新型コロナウイルスも、季節性インフルエンザと同じ5類に移行することもあり、さまざまな規制が大幅に緩和。すっかりサーキットは賑わいを取り戻したどころか、ゴールデンウィークの真っ只中とあってスタンドは超満員、まさに興奮の坩堝にあった。

3月27日に行われたスプリングトレーニングにおいて、佐藤は11番手ながらトップに1秒と遅れず。鳥羽はもちろんクラストップ。ライバルを圧倒し、順調な滑り出しを見せていた。その後もテストを重ねたことで、佐藤の理解度も高まっているだけに、ふたり揃っての活躍が大いに期待された。

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QUALIFYING【公式予選】5月3日(水・祝)
【天気】晴れ 【路面状況】ドライ

FIA-F4の専有走行は2日間に渡って行われ、佐藤のベストタイムは1分46秒723。しかし、スリップストリームを使わず、単独で記したタイムなので、まだまだ伸びしろはありそう。1秒の間に数台どころか、20台前後が続くカテゴリーであるだけに、コンマ1秒違うだけでも順位は著しく変わってくるからだ。一方、マシンにトラブルを抱え、しばらく“指定席”でもあるクラストップにつけられずにいた鳥羽ながら、最後のセッションで解消されると、1分47秒437をマークしていた。

予選は2組に分けられ、佐藤はA組での走行に。ピークが後半となるタイヤながら、計測3周目には1分46秒台に入れ、ターゲットタイムは優に超えそう。その後もタイムを佐藤は刻み続け、6周目にはついに1分45秒台に突入する! なおもアクセルを緩めることなく、9周目にはセカンドベストタイムとなる1分45秒653を記録、1周クールダウンを入れて、ラストアタックでベストタイムとなる1分45秒628をマークする。いずれも2番手とあって、第1戦、第2戦とも2列目からのスタートが確定した。

B組での走行となった鳥羽も、計測3周目には1分47秒台に入れて、やはりターゲットをさっそくクリア。その後も軽いクールダウンを挟みつつ、タイムを縮めていくも、なかなか1分46秒台には入らず、しかもクラス2番手が続く。だが、ラストアタックで鳥羽は意地を見せ、インディペンデントカップでただひとり1分46秒台に乗せ、1分46秒923でトップに浮上。セカンドベストタイムは1分47秒173で、2番手となった。しかし、総合ではA組トップの方がタイムに優り、鳥羽はイン側グリッドに回らざるを得ず、しかも第1戦はポジションの妙で、クラス3番手からのスタートとなった。

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QF
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  • DRIVERSATO
    ITSUKI

    昨日はそんな調子いい感じではなかったんですが、今日まとめられたのは良かったです。スリップストリームは完全には使えていなかったんですけど、まぁ程良い位置で走れました。十分戦える位置にいるので、やれることをしっかりやりたいと思っています。

    佐藤 樹
  • DRIVERTORIBA
    YUTAKA

    樹とセットアップはほぼ同じなんですけど、僕のはすごくアンダーで。セカンドベストで植田さんにやられていた? やばいなぁ。いずれにしても、それで上に行く、下に行くって言ったところで、そんなに大きく順位は変わらなかったはずなので、スタートは毎回そんなに悪くはないですから、結果としてレースで勝てればいいわけですし。まずは初戦なので、今日のレースで勝って、次につなげたいと思います。

    鳥羽 豊

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RACE 1【決勝レース 1】2023年5月3日(水・祝)
【天気】晴れ 【路面状況】ドライ

佐藤が総合3番手、鳥羽がクラス3番手から臨む決勝レース第1戦。予選同様、コンディションに恵まれ、開幕に相応しいレースになることが期待された。ちなみに今回は史上最多46台のエントリーがあり、1台の予選落ちを出してもいた。

佐藤のスタートは今ひとつ。しかし、これが怪我の功名となった。1コーナーで予選2番手4番手の車両が接触。これを回避できたことで、2番手に浮上できたからだ。その後、13コーナーで多重クラッシュが発生し、早くもセーフティカー(SC)が導入される。

SCの先導は2周で完了し、リスタートが切られるも、佐藤はアクセルオンのタイミングがやや遅れた感も。後続車両にスリップストリームを使われ、1コーナーでアウトから被せられた後に接触されてしまう。相手は宙を舞った後にマシンを止めたが、佐藤のマシンにダメージはなかったのは不幸中の幸い。この間にトップこそ逃したものの、3番手以降との差は徐々に広げていくこととなる。

ところが、9周目に入ったところで佐藤に対し、ドライビングスルーの指示が。やむなくピットロードに進み、ペナルティを消化。これで35番手まで後退するも、その後も諦めずに走り続けて28位という結果を得ることに。

一方、鳥羽はスタートでのジャンプアップは果たせなかったが、先行する2台の背後でSCラン後も走り続け、5周目にはまず1台をパス。次の周にはもう1台を抜いてトップに立つと、終盤にはペースを抑える余裕さえ見せ、今季まず1勝目を挙げることとなった。

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  • DRIVERSATO
    ITSUKI

    スタートは若干失敗しちゃって、でも前のアクシデントを回避できたのはラッキーでした。それで2番手に上がれて、ペースも悪くなかったんですけど、ああいうことが起きちゃって……。僕の意見としては、(ペナルティは)重いかなと思います。それよりリスタートをちょっと失敗したので、そちらの方を反省しようと思っています。あのまま走れれば……だったんですが、それは仕方ないかなと。でも、速さは見せられましたし、明日また頑張りたいと思います。

    佐藤 樹
  • DRIVERTORIBA
    YUTAKA

    スタートで上げようと思えば上げられたんですけど、怖かった、1コーナーが。チームからも慎重に、と言われていましたし SC入って、離れてリスタートしてからは、いい感じで後ろに着けて、あとは1台ずつ、ぶつからないところで料理して。最初はダンロップコーナーで、次は100Rで抜きました。その後はあんまり無理しないで走っていたんですが、1回ヘアピンでちょっと失敗したので、そこからはペースを1段階上げて走りました。後半は余裕のレースです。

    鳥羽 豊

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RACE 2【決勝レース 2】2023年5月4日(木・祝)
【天気】晴れ 【路面状況】ドライ

佐藤が総合3番手、鳥羽がクラス4番手から挑む、決勝レース第2戦。連日、雨の心配のないレースウィークだったのは何よりだ。しかし、レースはまたしても波乱の幕開けとなってしまう。

スタート直後の1コーナーは1台のスピンはあったものの、大きな混乱はなかった一方で、ダンロップコーナーの進入で接触があり、コース上に止まった車両を鳥羽が避けられず追突。ピットに自走して戻ることはできたが、ダメージは予想以上に大きく、リタイアとなったからだ。一方、佐藤はスタートに出遅れ、7番手で1コーナーに飛び込む格好に。鳥羽も巻き込まれたアクシデントにより、SCが導入されて6周目からバトルは再開されるも、またしてもリスタートを決めきれず、ポジションキープに甘んじてしまう。さらに9周目には1台の先行を許してもいた。だが、佐藤は最後まで諦めなかった。

最終ラップのストレートで、先行車両のスリップストリームに入り、ゴールライン直前で横に並びかけるも、あとコンマ05秒及ばず逆転ならず。さらに7位でチェッカーを受けたが、トップにSC再スタート違反があって降格となり、ひとつ順位を繰り上げて6位となった。

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  • DRIVERSATO
    ITSUKI

    スタートで4台にいかれちゃったので、それがすべてだったと思います。ホイールスピンしちゃって、ダメでした。その後の走りは、そんなに悪くなかったと思うので、上位でスタートから落ち着いて走れば、当然もっと、表彰台には行けたと思うので……。次、また頑張ります。

    佐藤 樹
  • DRIVERTORIBA
    YUTAKA

    悔しいですね、あれはもう、どうすることもできなかったですね。どうしようもない。まぁ、こういうこともないと、面白くないですからね(苦笑)。鈴鹿でリベンジします。

    鳥羽 豊
  •  
  • DIRECTORHIRAKI
    YUYA

    予選で樹くんがA組で2番手獲れたのは、すごく良かったと思います。練習では苦戦気味だったの状況から、そこまできたのは良かったですし、セットの方向性も変えて、それが当たってきたという感じです。レース1は判定としてドライビングスルーになったんですが、100%悪いというわけではなく、すごく微妙なところで。むしろアグレッシブに行ってくれたことを評価したいと思います。レース2はスタートで落ちてしまい、戻すのに時間がかかってしまいました。
    鳥羽さんは予選でA組、B組の違いで、ちょっと落ちちゃったりしたんですけど、でもレースは冷静にパスしてくれたので、レース1は優勝できました。レース2は若手が増えているから、その分アクシデントが多く、巻き込まれてしまったというか……。でも、チームの流れとしてはいいですし、次戦に向けてふたりとも、すごく期待できる一戦だったと思います。

    平木 湧也

NEXT RACE

次回のFIA-F4は、ちょうど1か月後の6月3〜4日に鈴鹿サーキットで開催されますが、その前に「HELM MOTORSPORTS」にとって大一番を迎えることとなります。そう、スーパー耐久シリーズの第2戦「富士スーパーTEC 24時間レース」です! 2021年にはST-3クラスで、そして2022年ではST-Xクラスで優勝、つまり総合優勝も飾ってチームには、非常に相性の良いレースでもあります。開幕戦は4位ではありましたが、ウェイトハンデ未搭載で長丁場に挑めることが、大いに幸いする可能性あり! 富士スピードウェイで予選は5月26日に行われ、そして決勝レースは27日にスタートが切られます。ご期待ください!

HELM 公式マガジンサイト「The Helm Times」でHELM MOTORSPORTSの次戦レース情報、ポイントランキング、レース中のショート動画など最新情報を発信中!

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