ヘルムモータースポーツ

FORMULA REGIONALFUJI2023.4.1-2
FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

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RACE REPORT2023.4.1-2

急きょ参戦を決めたFRJで、平木湧也がデビューウィン達成!
3戦すべて表彰台に立ち、参戦継続にも意欲!?

活動開始から早くも4年目となる「HELM MOTORSPORTS」は、今年もスーパー耐久、FIA-F4に参戦。さらに平木湧也がスポットで、フォーミュラリージョナル(FRJ)に参戦することとなった。初めて挑むレースであるだけに、適応力の高さが試される。

1大会3レースでの開催となり、予選は土曜日に2回実施。Q1のベストタイムでレース1、Q2のベストタイムでレース2、そしてQ1のセカンドベストタイムでレース3、それぞれグリッドを決定。なお、決勝はレース1のみ土曜日に行われ、周回数はすべて15周、もしくは30分以内とされている。

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QUALIFYING【公式予選】4月1日(土)
【天気】晴れ 【路面状況】ドライ

開幕戦を前に、3月15日に富士スピードウェイで公式テストが行われ、平木湧也も参加。1分37秒828をマークして3番手と、上々の発進となっていた。さらにレースウィーク金曜日の専有走行では1回目が1分37秒082でトップ、2回目は2番手ながらトップとはコンマ06秒差の1分36秒681と、走るたびタイムを短縮させており、予選ではさらなる短縮が望まれた。折しも桜が満開! まさに華やいだ開幕戦に相応しい状況で、しかも土曜日は好天に恵まれた。ところが、この天気がくせ者で気温を上げて、コンディションを著しく変化させてしまう。他にも花粉や黄砂の影響、そして大量のナンバーつき車両が走る予選が直前にあったのも、理由だったかもしれない。いずれにせよ、予選では全体的にタイムは伸び悩む。

Q1では、計測4周目から平木湧也はアタックを開始。1分38秒850から着実にタイムを詰め、ラストアタックではベストタイムとなる、1分38秒357をマークして2番手に。ただし、セカンドベストタイムとなる1分38秒371は黄旗提示中とあって、採択されなかったものの、これに次ぐ1分38秒381も2番手とあって、レース1とレース3のフロントローは確保。

Q2も計測4周目からのアタックとし、いきなり1分37秒768を記録するも、その後の伸びを欠く。ラストアタックでようやく1分37秒740を絞り出すが、3番手のまま。レース2はセカンドローからのスタートとなった。

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QF
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  • DRIVERHIRAKI
    YUYA

    グリップ感がなくなっちゃったんですよ、今日になって。昨日のタイムがまったく出る気がしなくて、みんなも落ちているけど、僕だけ落ち幅がめちゃくちゃ大きいんです。なんでだ、って感じです。なんか考えないといけないですね。いろいろ見て勉強します

  • DIRECTORHIRAKI
    REIJI

    コンディションがかなり変わっちゃったのかな、というのがいちばんの印象ですね。昨日は周りと大差なかったのに、今日になってこれだけタイム差出ちゃったので、車の方で今のコンディションにも合わせられるように、ふたりで考えて決勝に準備します。

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RACE 1【決勝レース 1】2022年4月1日(土)
【天気】晴れ 【路面状況】ドライ

土曜日のうちに行われるレース1も、コンディションは予選と変わらず。そこで大幅にセッティングを変更して平木湧也は臨むこととなった。自身は「良くはなかったんですが、ストールせず、それなりに切れたという感じ」と語るも、ポールシッターより鋭いスタートダッシュを決め、1コーナーでトップに浮上する。だが、相手は実質3年目のドライバー、このカテゴリーを熟知しており、なかなか逃してはくれない。3周目からは一騎討ちでトップが争われる。

6周目の1コーナーでトップを開け渡すも、やはり遅れることなく続いていく。そんな平木湧也に終盤、チャンスが訪れる。目の前に現れたバックマーカーをかわすのに手間取り、失速したトップを14周目のヘアピン、そしてダンロップコーナーで猛チャージ。この周の逆転は果たせずも、最終ラップの1コーナーでクロスをかけて並び、続くコカコーラコーナーで前に出る。相手も諦めることなく、最終コーナーでインを刺そうとするも、そこは想定内。レコードラインをトレースして立ち上がりで稼いだ平木湧也は、最後のストレートでスリップストリームに着かれるが、コンマ2秒差で逃げ切り成功! 見事FRJでデビューウィンを達成した。

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RACE 2【決勝レース 2】2022年4月2日(日)
【天気】晴れ 【路面状況】ドライ

明けて日曜日に行われたレース2は、一転して薄曇りの中での戦いとなった。再び気温も下がったことで対策も施されたのだが……。今度はこれが裏目に出て、スタート直後からエンジンはパンチを欠いてしまう。1コーナーへのアプローチでは4番手に後退するも、トップで飛び込んだはずのポールシッターがブレーキロックでオーバーシュート。これで3番手に返り咲き、さらにコカコーラコーナーでの攻防も制して2番手に浮上。

しかし、スタート直後に順位を落としたポールシッターに、2周目のダンロップコーナーで抜かれ、中盤までは着いていくことができたが、徐々に遅れを取るように。「エンジンパワーが出なくて、全然ペースが上げられませんでした。ちょっと攻め過ぎました」と平木湧也。後続はまったく寄せつけなかったが、レース1を勝っているだけに悔しい3位となった。

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RACE 3【決勝レース 3】2022年4月2日(日)
【天気】曇り 【路面状況】ドライ

レース3が始まる前は、いつ雨が降り始めてもおかしくない空模様だったが、幸いドライコンディションは最後まで保たれた。平木湧也のスタートも決して悪くなかったが、それ以上に鋭いダッシュを見せた車両があり、さらに1台の先行を1コーナーでも許し、4番手からの発進となった。

トップが逃げる中、4台で激しく2番手を争い合う。中盤には後続の1台が遅れ、さらに終盤に差し掛かると2番手も逃げると、より3番手争いが激化。虎視眈々と浮上の機会を待つ、平木湧也にその時が訪れたのは13周目。1コーナーでアウトから被せ、2番手に上がると、そのままわずかながらも差を広げ、3位でゴール。3レースともに表彰台に上がった結果、ランキングは3位となった。

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  • DRIVERHIRAKI
    YUYA

    今週、トータルで言うと練習は感触も良く、準備時間が少ない割には好調だったんですが、予選から急に気温が下がったこと、ヤリスが大量に走ってグリップダウンしたことに対応できなかったのが、予選で足りなかったところですね。レース1は気温も同じぐらいだったので、セット変更したのが当たって、レースペースも良かったので勝つことができましたが、レース2、レース3はその流れのまま持ってきたつもりでしたが、どうしてもターボの温度管理が厳しかったですね。つかみきれないうちに終わっちゃった感じです。ただ車のセットアップは、進め方としては吸気以外のことでは順調にいっていたと思います。

    今回限りのつもりでしたが、ちょっと物足りない気もしていまして、岡山を……、ちょっと考えます。

  • DIRECTORHIRAKI
    REIJI

    急きょ参戦になったんですけど、チームの皆さんが参戦に向けて、いろいろ準備してくれて、なんとか間に合わせることができました。レース1は激しいバトルを制して、優勝してくれたので、その流れで続く2レースも勝ちたかったですが、まだ足りない部分にあって仕上げきれなかったのは反省点です。今回だけ参戦の予定でしたが、機会があった時には僕がドライバーでもいいので参加したいと思います(笑)。初参戦でしたが、チームとしても収穫があったので、これをS耐やFIA-F4にも活かしていきたいです。

NEXT RACE

HELM MOTORSPORTSが次に臨むレースは、FIA-F4です。激戦区として名高いシリーズが、いよいよ5月3〜4日に富士スピードウェイで幕を開けます。今年はインディペンデントカップで連覇を目指す鳥羽豊が引き続き、そして昨年スポットで参戦した佐藤樹がフル参戦となって、このふたりで挑む予定です。揃っての活躍にご期待ください。

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