FIA-F4 ROUND 11&12AUTOPOLIS2024.10.19-20

FIA-F4
ROUND 11&12
RACE REPORT2024.10.19-20

オートポリスでも悪天候に翻弄されて、予選、第11戦が中止に
森山、鳥羽ともに第12戦では、本領を発揮できぬままレースを終える

2024年の「HELM MOTORSPORTS」はFIA-F4は、過去最多となる4台体制で挑む。新設されたチャンピオンクラスには、第2戦で悲願の初優勝を遂げた森山冬星、2021年のインディペンデントカップ王者で、挑戦を厭わぬHIROBONを擁す。そしてJAF地方選手権タイトルがかけられ、名称一新のインディペンデントクラスは、2022年のチャンピオン鳥羽豊が引き続き参戦し、さらにFIA-F4ルーキーのSAKAI WILLIAMを加えた陣容になる。

スポーツランドSUGOで行われた前大会は、まさに雨に翻弄され続けた。予選は赤旗の連続で、レース1はセーフティカー(SC)スタートでの開始に。レース2は初めてクラスを分けて競われたが、やはりSCスタートでの開始となり、いずれも天候回復が見込めないとして、赤旗にて終了。インディペンデントクラスこそ4周で出されたことで、ハーフポイントながら成立したものの、1周に留まったチャンピオンクラスは不成立。誰もが忸怩たる思いのまま、レースウィークを終えざるを得なかった。

鈴鹿サーキットでの第4大会の延期とも合わせ、今やドライバーのバトルに対する渇望感は頂点にも達しているはず。オートポリスでは本領を遺憾なく発揮してもらおう! なお、今大会には森山と鳥羽の2人体制で臨む。

FIA-F4
ROUND 11&12
QUALIFYING【公式予選】2024年10月19日(土)
【天気】霧&雨 【路面状況】ウェット

あたりが緑でまぶしいオートポリスは、10月も半ばに差し掛かったこともあり、ようやく秋らしくなっていた。走行の機会が少ないサーキットということもあり、このレースウィークは水曜日から練習が可能とあって、じっくりとドライバーの習熟、そしてセットアップが進められていった。

木曜日から計測が行われ、しばらくタイムが伸び悩んでいた森山だったが、金曜日最後のセッションでは6番手につけ、徐々に調子を上げているのは明らか。鳥羽は木曜日の1回目は2番手、金曜日の1回目は3番手につけるも、いつものようなキレを欠いていた。とはいえ、自己セクターベストをつないでいくと、好タイムとなっており、うまくまとめ上げれば期待どおりの結果を残してくれるはず。

しかし、心配なのは天気だ。日曜日は晴れ予報なのだが、土曜日は雨との予報。となれば、ここまでのセットが通用しなくなる可能性もある。予報が外れることを期待したのだが……。いざ土曜日になると、未明に降った雨でコースが濡らされていたばかりか、濃い霧に覆われていたのだ。その結果、予選はキャンセルとなり、金曜日の専有走行総合順位で決勝レース第11戦のグリッドが決することとなった。

その専有走行は1回目がクラス別、しかも温度は低めだったため、暑くなっていた2回目よりタイムが伸びていた。そのため、ほぼ1回目の順番に。1分52秒651を記していた森山は11番手、鳥羽は1分55秒713で、クラス3番手からレースに臨むこととなった。

FIA-F4
ROUND 11&12
QF
COMMENTS

  • DRIVERMORIYAMA
    TOSEI

    昨日までの状況は最悪だったんですよ、過去いち最悪で。まったく出口が見えなくて、迷走していたんですけど、なんとか最後の1時間のセッションで見つけて乗りやすくなって。これでニュー履けば行けるかなと思っていたんですけど。雨予報で。しょうがないですね。この状況でこうなると、何かしらあると思うので、またミーティングしたり、いろいろやったりして考え直したいと思います。予選ができれば絶対行けたんですけど、決勝はとりあえず上がることしか考えていないので、それだけに集中して頑張ります。

    森山冬星
  • DRIVERTORIBA
    YUTAKA

    昨日は、やっぱりまだ、この車の乗り方とか特性がよく分かっていないので、いろんなセットアップを試してみて、『ニュータイヤの時はこう、ユーズドではこんな感じ』っていうことをチームと話し合いながらやっていたんですけど、決まったセットではそこそこのタイムが出ていました。ただ、昨今の傾向としては1本に、きれいにまとめきれていないので、本来のタイムが出しきれていません。逆に言えば、まとめ切れば、それだけの速さがあるというのは自信になりました。今日のレース1は、おそらく雨になるんでしょうが、雨は雨で自分なりに準備はしてきているので、試してみたいと、自分がどこまでできるか。焦らず、なんとか生き残って、トラックの上にいて、最後の結果を受ける形にしたいと思っています。

    鳥羽豊

FIA-F4
ROUND 11&12
RACE1【決勝レース 第11戦】2024年10月19日(土)
【天気】雨 【路面状況】ウェット

予選がキャンセルされた後、いったんは晴れ間さえ垣間見え、このまま天候が保たれることを祈ったが、天にまで届かなかった。間もなくレース進行開始というタイミングで雨が強く降り始め、山の向こうからは雷光さえも。13時30分にコースイン開始予定は、まず10分見合わされ、さらに延長。

そして14時2分にはSUPER GTを含めた、全スケジュールのキャンセルが発表された。早めの決定は、天候が回復してもコース上に水が溜まって太い川ができたため、コンディション回復にまでは至らず、さらに雷が鳴り響いていたためだ。ドライバーのみならず、観客の安全を確保するためとあってはやむを得まい。皮肉なことに、この発表からしばらくして雨はやんでいた。

FIA-F4
ROUND 11&12
RACE2【決勝レース 第12戦】2024年10月20日(日)
【天気】薄い霧 【路面状況】ドライ

決勝レース第11戦は中止となったが、第12戦は第11戦で用いられるはずだったグリッド順で行われることになった。公式練習を含め、一切走行が許されなかったSUPER GTの予選が早朝に移されたため、FIA-F4もタイムスケジュールが改められ、本来なら8時15分からスタート進行が開始されるはずが、9時10分からとなっていた。

さて天気だが、SUPER GTの予選が始まる前は、うっすら霧に包まれていたが、いざ始まる頃には視界が確保できるまでに回復し、さらに1時間の走行で路面はほぼ乾いていた。FIA-F4も、全車ドライのニュータイヤを履くことに。

しかしながら、レースはSCスタートでの開始に。これに誰より戸惑っていたのが鳥羽だった。というのも、通常のスタンディングスタートに、イメージを膨らませていたからだ。さらに森山にも緊急事態が。グリッド上でリヤをジャッキアップして、タイヤを回しているではないか! メカニックが懸命に作業するも、時間は容赦なく経過し、SCの先導が始まってしまう。

そのSCラン中には、衝撃の光景も! ジェットコースターストレートエンドで鳥羽がブレーキをロックさせ、スピンを喫していたのだ。オフィシャルの助けを借りて隊列に復帰はしたものの、最後尾に退く羽目となる。4周目にリスタートが切られ、1周回ってくると、さっそく2台、もう1周後には、さらに2台を抜いてくる。せめてオーバーテイクショーは披露してもらおうと思った矢先に、鳥羽にはドライビングスルーの指示が……。SC中のスピン停止が理由だった。やむなくペナルティを受け入れると、もう前も後ろも離れた状態に。

そして7周目には森山もピットに戻り、リタイヤを余儀なくされる。パドルシフトのトラブルが原因だった。そして、鳥羽は最終ラップの先行車両のアクシデントにより、最下位は免れたものの11位で、ポイント獲得ならず。ふたりとも最後まで歯車が噛み合ぬまま、オートポリスでのレースウィークを終えた。

FIA-F4
ROUND 11&12
RACE2
COMMENTS

  • DRIVERMORIYAMA
    TOSEI

    ダウンシフトできなくて、ピット出た瞬間から起きていたんですけど、直らなかったですね。一生懸命やってくれたのですが、しょうがないです。いろんな意味で、波に乗り切れなかったですね、今週は。まだ、もてぎもあるので、とりあえず全力で頑張るしかないですね。

    森山冬星
  • DRIVERTORIBA
    YUTAKA

    タイヤが本当に来なくて、『これ、やばい、やばい』って。ジェットコースターを下って、一気にブレーキかけて、クッと切ったら、そのままスピンしちゃって……という状態です。お恥ずかしい限りです。その前も、スタンディングスタートのイメージだけしていて、スタート練習した時も『これ、相当いいスタート切れるな』って感触だったので、1コーナーまでに勝負つけようと。ここ、抜けないじゃないですか? そう気合入れていたところに、SCスタートだとなって『え〜?』って。そこからますます『どこかで飛び込んで、一発で』という気持ちになっていたから、調子に乗り過ぎていたというか……。次はホームコースのもてぎなので、なんとかしてきます。

    鳥羽豊
  • DIRECTORHIRAKI
    YUYA

    天候が土曜日、不安定で全然走れないまま終わってしまったんですが、そんな中で、森山にはマシンにトラブル出ちゃったし、鳥羽さんはSC中にスピンしちゃうし……。ちょっと残念な1週間になってしまいましたが、こういう難しい天候の時に、なかなか合わせ込めないというところがあったりするので、チーム力であったり、データがまだまだ足りないのかもしれません。そういうところを今後、どう改善するかが課題だと思います。残り2大会あるので、そこはしっかり。特に、次は地元のもてぎですし、頑張っていきたいと思います。

    平木湧也

NEXT RACE

次回のFIA-F4、そしてSUPER GTは、11月2日〜3日にモビリティリゾートもてぎで開催されます。本来であれば、最終大会として開催されるはずでしたが、延期された鈴鹿大会も控えているので、その後も戦いは続くことに。何より、もてぎはチームのホームコースです。ここで好結果を残さないと、応援してくれる地元のファンに申し訳ない! チーム、ドライバーともども全力を尽くしますので、引き続きご期待ください。

HELM 公式マガジンサイト「The Helm Times」でHELM MOTORSPORTSの次戦レース情報、ポイントランキング、レース中のショート動画など最新情報を発信中!

HELM OFFICIAL MAGAZINE ザ・ヘルム・タイムズHELM OFFICIAL MAGAZINE ザ・ヘルム・タイムズ

OFFICIAL SPONSORS

  • AIM
  • エアバスター
  • ALPINIUM
  • 株式会社アロウズ
  • Bird Feather
  • COCO+
  • C-west
  • EVES引田時計店
  • 株式会社ファストルックス
  • ファーストライナー株式会社
  • 中央自動車 Chuoeile
  • 株式会社 白英社
  • 響株式会社
  • 茨城日産自動車株式会社
  • 株式会社アイテックプラス
  • 常北陸運
  • FTK OIL PRODUCTS ルバード(LUBIRD)
  • Mechanix Wear LLC
  • 有限会社マイスターシャフト
  • みとちゃん
  • みずほ銀行
  • Nismo
  • 有限会社ピー・エフ・シー・ジャパン
  • 日産プリンス茨城
  • sparco
  • ステップワーク
  • 株式会社鈴木良工務店
  • 株式会社シンク・ヴィンク
  • 株式会社スリーボンドホールディングス
  • 株式会社加藤製作所
  • 横浜タイヤ
© HELM MOTORSPORTS