





「HELM MOTORSPORTS」がチーム創設以来、挑み続けているFIA-F4選手権は、2025年で6シーズン目を迎えた。チャンピオンクラスに挑むのは、ルーキーの中井陽斗と岸風児。そしてインディペンデントクラスは、2シーズン目のSAKAI WILLIAM、元GTドライバーで20年ぶりのレース参戦となる清水剛が挑む。
第2大会が行われた富士スピードウェイのレース1では、4人が揃って入賞したものの、レース2では4人全員に不運が重なり、ポイント圏外という対照的な結果に終わった。とはいえ、第1大会に比べ、着実な進化が見られ、レース2の不運も積極さがあったからこそであった。
それを証明するのに、第3大会が開催される鈴鹿サーキットは、うってつけの場となる。というのも鈴鹿はF1グランプリの開催地であり、高速から低速までバランスよく配されたコースレイアウトは、世界中の手練を唸らせるほどだからだ。ここで結果を残せば、評価は著しく高まってくるだけに、なんとしても期待に応えて欲しい!

富士では2大会連続フルグリッドで、予選落ちも出たりしたが、鈴鹿に用意されたグリッドは49台。予選落ちはなかったが、グリッドは最終コーナーまで伸びていた。午前中、上空に浮かんでいた白い雲も消え、太陽の光が照りつけて暑いなか、14時スタートとなる第6戦は、14周もしくは30分の戦いとなる。
注目のオープニングラップ、中井と岸はスタートをそつなく決めて、中井がポジションをひとつ上げて18番手に、岸は20番手ポジションをキープ。その一方、インディペンデントクラスの清水はクラス12番手から5ポジションアップの7番手に浮上し、WILLIAMはクラス9番手を守る。
しかし、1周目にインディペンデントクラスの1台がS字でコースアウトを喫してバリアに突っ込むアクシデントがあり、早くもセーフティカー(SC)が導入される。3周目にSCのランプは消灯し、4周目からレースはリスタート。ここでも4台はスタートをきちんと決め、その後に中井は16番手、岸は19番手にポジションをアップし、さらなる追い上げが期待された。
しかし、8周目の130Rで3台が絡むアクシデントが発生して、2度目のSC導入となる。SC解除のリスタートは、なんとラストラップの11周目。この最後の勝負でチャンピオンクラスの2台は意地を見せて、中井が13位、岸が17位でフィニッシュする。しかもレース後、上位のドライバーふたりにタイムペナルティが科されたため、中井は11位に、岸は15位に繰り上げとなった。そして清水とWILLIAMは最後までポジションを守り切り、清水がクラス7位、WILLIAMがクラス9位と、揃ってポイント獲得に成功した。
なんとか予選のポジションを維持して9位と、ポイントを獲得できたのは良かったです。でも、けっこう前が詰まっちゃっていると、なかなか追い抜くことができなくて、前とやり合っていたんですけど……。レースにもちょっと慣れてきたんで、明日は頑張るしかないですね。

結果的にポジションは上がっていますが、アクシデントがあったからなんですよね。マシンも自分のドライビングも、レースの速さは予選の位置とあんまり変わらないペースだったと思います。もっと上を目指していくためにも、チームとしっかりセットアップについて話し合って、明日も頑張ります。

レース内容は、自分的にあんまり良くなかったですね。路面にドライビングを合わせるというのがまだまだで、自分のドライビングの幅が狭すぎて、前についていくことができませんでした。後ろからの追い上げに防戦するのが精いっぱいで、そこが次に向けての課題ですね。自分の乗り方、セットアップも含め、エンジニアと相談して明日に備えたいと思います。

レースに関しては、培ってきたレース勘があるから普通に上がっていけたって感じですね。チャンスをうまく突いて抜いていけたので。でも、セーフティカーが入らなかったら11周でもけっこう辛いですね。明日は今日よりも少し前からのスタートになるので、さらに頑張りますよ。


今大会のレース2となる、24日・日曜日の第7戦。10時40分からスタート進行開始となった。チャンピオンクラスの岸は21番手、中井は22番手からのスタートとなる。インディペンデントクラスの清水は9番手、WILLIAMは11番手と、第6戦同様にダブル入賞の期待が高まる。
だがオープニングラップは、前日の第6戦に引き続きSCが導入される波乱の幕開けとなった。その1周目に中井、清水、WILLIAMはポジションアップに成功し、清水はなんと5番手に浮上と、前戦同様に抜群のスタートを見せてくれた。一方、オフィシャルの素早い対応でマシン回収は終わり、SCは2周目にランプが消えて3周目からレースは再開。
4台のマシンはポジションをキープし、レース後半での巻き返しを狙っていたが、6周目に再びアクシデントが発生してSCが導入される。これにより隊列を組んで周回を重ねていき、9周目にリスタートが切られるが、その周にまたしてもアクシデントが発生してしまい、この日3回目のSC登場となってしまう。タイミング的にSCのランプは消えることなく、SC導入のままチェッカーを迎えることになる。
結果、チャンピオンクラスの中井は19位、岸は26位でレースを終える。その一方で、清水が今シーズン最高位となる5位でフィニッシュし、WILLIAMも9位と、第6戦に引き続きインディペンデントクラスはダブルポイント獲得を成し遂げた。
スタートはまあまあ良くて、最終的にポジションをふたつ上げられたので悪くないレースだったと思います。でも、レース中に抜くのはちょっと難しかったですね。これで今回、2レース連続でポイントを獲得できたのは良かったです。マシンにも慣れてきましたが、次回のSUGOは実は走ったことが一度もないんですよ。だから9月の頭に練習しに行ってきます。

スタートポジションは22番手でしたが、スタートは可もなく不可もなくという感じでした。そこでポジションを少しだけアップできましたが、その後のレース展開としてはあまりペースもなく、オーバーテイクもできなかったので、少し悔しさが残るレースでした。次回のSUGOは、別シリーズで初優勝を経験しているので、自分としては自信があります。カート時代から良い思い出が多いコースなので、いい結果を残したいと思っています。

今日はちょっと情けないですね。スタート反応は良かったんですが、クラッチのリリース時にちょっと路面と貼りついてしまって、とにかく情けないです。その後もペースがなくて……。次のSUGOでは練習走行からタイムをしっかり出して、準備を整えていきます。

マシンにだいぶ慣れてきて、コツも少しずつわかってきたから、ここまでのベストリザルトで、ちょっと自信がつきましたね。収穫もいろいろとあったし、クルマも壊さなかったのでレースを楽しめました。スタートは俺が良かったんじゃなくて、止まったクルマと遅かったクルマがいただけで、その後が勝負で2台を抜いてポジションアップしんたんです。でも、この後のSUGOとオートポリスは仕事が忙しくてパスするので、次は最終大会のもてぎになります。

正直言って今回は、思ったよりも苦戦しちゃったなっていう感じですね。特に若手の方は。鈴鹿をそこまで走り慣れてないっていうこともありますけど、やはり鈴鹿はドライバーズサーキットですからね。彼らにとっては、とても難しいレースウィークになってしまったようです。
インディペンデントクラスに関しては、前回WILLIAMさんがセット変更の方向を少し失敗してしまって苦戦してしまったため、今回は富士と同じセットでレース1回目に挑んだら、なかなかいいパフォーマンスを出せたので、本人もクルマがしっかり決まればそれなりに攻められるということが理解でき、とても良かったなと思います。一方の剛さんは、練習もそこそこしましたし、今回の鈴鹿のレースに賭けていたところもあって。そういった中で、第6戦が7位、第7戦が5位というベストリザルトが出せて、本当に良かったです。これでインディペンデントクラスはダブルポイントを獲得できたわけですから、若いふたりにも頑張ってもらいたいですね。次のSUGOはレース前に、1回テストする予定でいるので、そこでしっかり調整していきたいと思います。

FIA-F4
ROUND 6&7QF
COMMENTS
WILLIAM
タイム更新を狙っていたラップで赤旗が出てしまったので、心もリセットとして赤旗解除後のラストアタックはフルプッシュで挑みました。そしたら12秒090と、自己ベストタイムをマークでき、ホッとしています。ちょっと戦える感じになってきたので、決勝は頑張りたいですね。
HARUTO
昨日の最後の練習走行からマシンのセットアップをいろいろと変更し、今日の予選に挑みました。でも、トップとの差は縮まったんですが、手応えはあんまり変わっていないというのが正直なところですね。もっともっと自分のレベルとマシのレベルを上げていかないといけないと思っています。
FUJI
ベストタイムが出た時は、各セクターでの自己ベストをうまくつなぐことができたから、9秒台を出すことができたと思っています。でも、ドライビングを含めてちょっと足りていない部分があったと反省しています。トップとのタイム差は縮まっていると思うんですが、やはりトップ集団のタイムもアップしてきているので、そこにきちんとついていけるように頑張ります。
GO
なんかちょっと調子が上がらないんですよね。まだまだなんで、もっと勉強しないといけないんでしょうね。感覚的に調子は戻ってきているんだけど、なんか予選で速く走れないんですよ。なかなかうまくいかないですね。