F110 CUPMOTEGI2026.03.14-15

F110 CUP
東日本王座決定戦
RACE REPORT2026.03.14-15

カートレース出身の小熊孝誠が四輪レースデビューウィンを達成!
レース2はポール・トゥ・ウィンで連勝飾る

チーム創設から7年目となる「HELM MOTORSPORTS」が、SUPER GTやFIA-F4とともに挑んでいるシリーズが、F110 CUPだ。その名称が示すとおり、2023年までFIA-F4で用いられていた童夢F110によるレースで、3年目を迎える。2026年はモビリティリゾートもてぎで2大会、岡山国際サーキットで1大会の開催を予定。それぞれ2レース制で争われる。

新たに起用するドライバーは小熊孝誠(おぐま こうせい)。2月に16歳になったばかりで、フォーミュラカーでのレースは今大会が初となる。しかし、9歳からカートレースを始め、海外でのレース経験は豊富。2025年は国内に活動の拠点を戻し、全日本カート選手権FS-125クラス、鈴鹿選手権カートROK-シフタークラスでともにシリーズランキング3位となり、限定Aライセンスを取得した逸材だ。なお、小熊は併せてFIA-F4にも参戦する。

「HELM MOTORSPORTS」にとって、もてぎでのF110 CUPがキックオフのレースとなる。好成績を残して、他のシリーズにも弾みをつけたいところだ。

F110 CUP
Race 1
QUALIFYING【公式予選】2026年3月14日(土)
【天気】晴れ 【路面状況】ドライ
小熊孝誠/1分55秒544(3位)
小熊孝誠/ 1分55秒544 (3位)

火曜日には積雪もあったもてぎながら、さすがに週末はその心配はなさそう。むしろ、暖冬ということもあって、3月なかばとは思えぬ陽気となっていた。過ごしやすいが、冷たい空気でエンジンを回したいという心境の中、もてぎの全面改修された新路面でのタイムに注目が集まった。初レースの小熊は、土曜早朝のスポーツ走行でいきなり1分55秒564という驚異的なタイムを記録し、本領を発揮する。

期待はさらに高まる中、迎えた予選。ほとんどのドライバーが開始と同時にコースインする中、あえて1分ほど走行を遅らせる。しっかりクリアラップが取れる状況下において、計測1周目から小熊は1分56秒612でトップ、次の周にも1分56秒053でポジションをキープする。そして、計測3周目には1分55秒665にまで短縮。まだまだタイムを伸ばしてくるものと思われた。

しかし、その後の2周はタイムアップならず。その間に3番手まで後退してしまう。ラストアタックはチェッカーフラッグが振られるまで、あと20秒のタイミング。ここで1分55秒544までタイムを詰めた小熊だったが、ポジションは3番手のまま。それでも、初レースということを思えば、上々の結果となった。

F110 CUP
Race 1
QF
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  • DRIVEROGUMA
    KOSEI

    タイムは、自分的にはさっき(スポーツ走行)と同じように走ったつもりだったんですが、ずっと5で止まっちゃって、それで終わった感じです。う〜ん、ちょっと曲がらなくなっちゃった感じで。決勝で頑張ります。スタートは大丈夫です。

    小熊孝誠

F110 CUP
Race 1
RACE【決勝レース】2026年3月14日(土)
【天気】晴れ 【路面状況】ドライ
1位

決勝レース1は土曜日の午後に、10周もしくは30分間で競われる。18台での争いの中、デビューレースの小熊は3番手からレースを開始。注目のスタートでポジションをキープすると、5コーナーで早くも2番手に浮上し、1周目を終えた時点でのトップとの差はわずかコンマ2秒、後ろとの差はほぼ2秒にも広がっていた。

明らかにトップより勢いに勝る小熊は、続くV字コーナーで完全にトップ浮上! 見守る側が驚くほどのスピードで順位を上げると、次の周のホームストレートではコンマ6秒の差をつける。その後、ファステストラップの連発で、より間隔を広げていく。

まったく危なげのない走りで10周を駆け抜けた小熊は、2位にも3秒の差をつけ、デビューウィンを達成! 終始1分55秒台で走れたのは小熊ただひとり。速さだけでなく、安定感もあるドライバーだということを強くアピールした。

F110 CUP
Race 1
RACE
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  • DRIVEROGUMA
    KOSEI

    もう、嬉しいです。思ったよりもスタートはうまくいかなかったんですが、3位はキープできたんで、良かったです。2番に立ったのは1周目の5コーナーでしたね。トップに立ったのはS字で並んで、V字で抜き切った感じです。ま、ペースは悪くないのはわかっていたから、最初に逃げられていたので、良かったかなと思います。明日もこの調子で、頑張ります!

    小熊孝誠
  • DIRECTORHIRAKI
    YUYA

    やりましたねぇ。デビューレースですからね。予選はもうひとつだったんですが、そこがコンディションの違いで、ちょっと合わなかったですね。スタートも、やっぱり去年1年、ミッションカートに乗っているので、ミートタイミングとかセンスとか全然いいかなと思っています。合格ですね、デビューレース。デビューウィンは一生に一回しかないので、それはすごく良いと思います。明日ももう1レースあるので、もう一回勝てば東日本チャンピオンになりますから。岡山も最終戦も参戦します!

    平木湧也

F110 CUP
Race 2
QUALIFYING【公式予選】2026年3月15日(日)
【天気】晴れ 【路面状況】ドライ
小熊孝誠/1分55秒181(1位)
小熊孝誠/ 1分55秒181 (1位)

レース2の予選は日曜日の早朝に開始。小熊はレース1同様、ワンタイミングずらしてコースイン。計測1周目は1分58秒509とやや控えめだったが、次の周には1分56秒543で2番手となり、トップとはコンマ1秒差に迫る。

そして計測3周目、1分56秒014でトップに浮上。計測4周目にはさらに縮めたものの、一度トップを奪われる展開に。だがここからが真骨頂。1分55秒673、1分55秒428、そして最後に1分55秒181と好タイムを連発。見事にポールポジションを獲得し、レコードタイムを記録することになった。

F110 CUP
Race 2
QF
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  • DRIVEROGUMA
    KOSEI

    昨日と一緒であえて、みんなと一緒に出ていかなかったのは自分で、『ひとりで行きたい』と言って。最後の周、それまでミスっていたので、最後の周にまとめようと思ったら、タイムがついてきた感じです。車をちょっと変えたので、それに合わせるのに時間がかかってしまいました。このまま行けるよう、頑張ります。

    小熊孝誠

F110 CUP
Race 2
RACE【決勝レース】2026年3月15日(日)
【天気】晴れ 【路面状況】ドライ
1位

決勝レース2も10周もしくは30分間の争い。ポールポジションからスタートした小熊は、スタートダッシュこそ今ひとつで1コーナーで先行を許すが、3コーナーで鮮やかにトップを奪還。1周目を終えた段階で2番手にコンマ7秒の差をつける。

中盤は2番手のドライバーにピタリと背後を狙われる一騎討ちの様相を呈したが、小熊は動じることなく封じ込める。9周目には1分55秒504とファステストラップを塗り替える余裕を見せた。最後はコンマ2秒差まで迫られたものの、逃げ切ってトップでチェッカー。デビュー戦からの2連勝を飾り、F110 CUP東日本王者に輝いた。

F110 CUP
Race 2
RACE
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  • DRIVEROGUMA
    KOSEI

    スタートは昨日のレースのほうが良かったですね。ちょっと狙いにいって、それが逆にダメだったかな、と思います。1コーナーで前に出られて、そこからずっとトップをリードという感じで。予選の時にタイヤ、すごくロックしちゃって、タイヤがきつかったんですけど、守りきれて良かったです。焦りとかプッシャーはなかったです。

    小熊孝誠
  • DIRECTORHIRAKI
    REIJI

    2レースとも本当に100点満点ですね。予選でちょっとフラットを作っちゃって、タイヤ交換を迷ったんですけど、本人が『そのまんまで行く』と決めて、それをしっかりカバーして走っていたんで、終始落ち着いていました。四輪初レースとは思えない、非常にいいレースだったと思います。本当に、こんなに最初からスピード見せてくれるとは思っていなくて、これからがすごく楽しみですね!

    平木玲次

NEXT RACE

HELM MOTORSPORTSにとって、2026年最初のレースは最高の結果となりました。期待以上の新星誕生です! F110 CUPは5月16〜17日に西日本王者決定戦として、岡山国際サーキットで開催されますが、その前に……。SUPER GTの開幕戦が、4月11〜12日に岡山国際サーキットで行われます。若きルーキーが作ってくれた勢いに、しっかり乗っかることを期待しましょう。

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