





チーム創設から7年目となる「HELM MOTORSPORTS」が、SUPER GTやFIA-F4とともに挑んでいるシリーズが、F110 CUPだ。その名称が示すとおり、2023年までFIA-F4で用いられていた童夢F110によるレースで、3年目を迎える。2026年はモビリティリゾートもてぎで2大会、岡山国際サーキットで1大会の開催を予定。それぞれ2レース制で争われる。
新たに起用するドライバーは小熊孝誠(おぐま こうせい)。2月に16歳になったばかりで、フォーミュラカーでのレースは今大会が初となる。しかし、9歳からカートレースを始め、海外でのレース経験は豊富。2025年は国内に活動の拠点を戻し、全日本カート選手権FS-125クラス、鈴鹿選手権カートROK-シフタークラスでともにシリーズランキング3位となり、限定Aライセンスを取得した逸材だ。なお、小熊は併せてFIA-F4にも参戦する。
「HELM MOTORSPORTS」にとって、もてぎでのF110 CUPがキックオフのレースとなる。好成績を残して、他のシリーズにも弾みをつけたいところだ。

決勝レース1は土曜日の午後に、10周もしくは30分間で競われる。18台での争いの中、デビューレースの小熊は3番手からレースを開始。注目のスタートでポジションをキープすると、5コーナーで早くも2番手に浮上し、1周目を終えた時点でのトップとの差はわずかコンマ2秒、後ろとの差はほぼ2秒にも広がっていた。
明らかにトップより勢いに勝る小熊は、続くV字コーナーで完全にトップ浮上! 見守る側が驚くほどのスピードで順位を上げると、次の周のホームストレートではコンマ6秒の差をつける。その後、ファステストラップの連発で、より間隔を広げていく。
まったく危なげのない走りで10周を駆け抜けた小熊は、2位にも3秒の差をつけ、デビューウィンを達成! 終始1分55秒台で走れたのは小熊ただひとり。速さだけでなく、安定感もあるドライバーだということを強くアピールした。
もう、嬉しいです。思ったよりもスタートはうまくいかなかったんですが、3位はキープできたんで、良かったです。2番に立ったのは1周目の5コーナーでしたね。トップに立ったのはS字で並んで、V字で抜き切った感じです。ま、ペースは悪くないのはわかっていたから、最初に逃げられていたので、良かったかなと思います。明日もこの調子で、頑張ります!

やりましたねぇ。デビューレースですからね。予選はもうひとつだったんですが、そこがコンディションの違いで、ちょっと合わなかったですね。スタートも、やっぱり去年1年、ミッションカートに乗っているので、ミートタイミングとかセンスとか全然いいかなと思っています。合格ですね、デビューレース。デビューウィンは一生に一回しかないので、それはすごく良いと思います。明日ももう1レースあるので、もう一回勝てば東日本チャンピオンになりますから。岡山も最終戦も参戦します!


決勝レース2も10周もしくは30分間の争い。ポールポジションからスタートした小熊は、スタートダッシュこそ今ひとつで1コーナーで先行を許すが、3コーナーで鮮やかにトップを奪還。1周目を終えた段階で2番手にコンマ7秒の差をつける。
中盤は2番手のドライバーにピタリと背後を狙われる一騎討ちの様相を呈したが、小熊は動じることなく封じ込める。9周目には1分55秒504とファステストラップを塗り替える余裕を見せた。最後はコンマ2秒差まで迫られたものの、逃げ切ってトップでチェッカー。デビュー戦からの2連勝を飾り、F110 CUP東日本王者に輝いた。
スタートは昨日のレースのほうが良かったですね。ちょっと狙いにいって、それが逆にダメだったかな、と思います。1コーナーで前に出られて、そこからずっとトップをリードという感じで。予選の時にタイヤ、すごくロックしちゃって、タイヤがきつかったんですけど、守りきれて良かったです。焦りとかプッシャーはなかったです。

2レースとも本当に100点満点ですね。予選でちょっとフラットを作っちゃって、タイヤ交換を迷ったんですけど、本人が『そのまんまで行く』と決めて、それをしっかりカバーして走っていたんで、終始落ち着いていました。四輪初レースとは思えない、非常にいいレースだったと思います。本当に、こんなに最初からスピード見せてくれるとは思っていなくて、これからがすごく楽しみですね!

F110 CUP
Race 1QF
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KOSEI
タイムは、自分的にはさっき(スポーツ走行)と同じように走ったつもりだったんですが、ずっと5で止まっちゃって、それで終わった感じです。う〜ん、ちょっと曲がらなくなっちゃった感じで。決勝で頑張ります。スタートは大丈夫です。