FIA-F4 ROUND 5&6FUJI SPEEDWAY2026.7.31-8.2

FIA-F4
ROUND 5&6
RACE REPORT2026.7.31-8.2

WILLIAMは2戦とも、1周目の接触でレースを終える
またも予選が不発だった小熊孝誠、レースでは順位を上げてきたことを今後の自信に!

「HELM MOTORSPORTS」がチーム創設以来、挑み続けているFIA-F4選手権は、2026年に7シーズン目を迎えることになった。今年度は2台体制での参戦となり、チャンピオンクラスに挑むのはルーキーの小熊孝誠(おぐま こうせい)、そしてインディペンデントクラスに挑むのは3年目のWILLIAMだ。

併催のSUPER GTは3か月ぶりの開催ながら、FIA-F4は6月に岡山国際サーキットで第2大会を行なっており、1か月半ぶりの開催となって、また舞台となるのは第1大会以来となる富士スピードウェイ。その時とは異なり、格段の暑さとの戦いともなる。

岡山ではWILLIAMが2レースとも予選こそ11番手だったものの、決勝ではいずれもスタートを決めて連続7位に。これまで積み重ねて来た経験が活かされた格好だ。そろそろ表彰台も目指したいところだ。

一方で、ルーキーの小熊は産みの苦しみを味わっている最中。予選は14番手、18番手ながら、このあたりは超接戦。コンマ1秒縮めただけで、ポジションはグンと上がる。決勝でもスタートの出遅れや、1周目の接触で2レースとも順位を落とし、追い上げるも13位、21位という結果に……。まずは予選をしっかりまとめたい。実力どおりのポジションからスタートできれば、きっと違った風景が見えてくるはずだ。

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QUALIFYING【公式予選】2026年7月31日(金)
【天気】晴れ 【路面状況】ドライ

前大会はFIA-F4の単独開催だったため、木曜日と金曜日に各クラス2回ずつ専有走行が行われたが、今大会は通常のスケジュールに戻された。予想どおりではあったが、それぞれ厳しい暑さとの戦いともなった。

富士スピードウェイが舞台であるのは、第1大会と一緒。しかし、5月とはコンディションがあまりに異なるため、セッティングやドライビングまで一緒というわけにはいかないだろう。その意味ではアジャスト能力が試されることとなる。木曜日から行われた専有走行において、WILLIAMは走るたびタイムを詰めて、最後は1分49秒018で9番手、しかもトップからも1秒と遅れず。小熊も同様にタイムを詰めてはいるものの、金曜日の1分47秒712は25番手で、トップとは1秒離されていた。

金曜日の午後に行われた予選は、この週末一番ではないかという暑さの中で行われた。今回も最初にチャンピオンクラスが競われ、小熊は計測1周目からアタックをかけ、1分48秒台にいきなり飛び込むも、走路外走行との判定により、採用されず。その後、ポジショニングに苦しみ、なかなかタイムを出せずにいたが、計測6周目に1分48秒411を、次の周に1分48秒272を記すように。これがセカンドベストタイム、ベストタイムとなり、第5戦には24番手からのスタートとなるはずだったが、複数回の走路外走行があったとの判定により、3グリッド降格のペナルティを下され、27番手に。しかし、第6戦に関してはペナルティが課せられず、20番手からのスタートとなった。

続いて行われたインディペンデントクラスの予選で、WILLIAMはなかなか1分50秒の壁を越えられずにいたが、計測4周目に1分49秒台に乗せると、その後はコンスタントにタイムを刻み続けた。終盤に連続して記録した1分49秒554、1分49秒654をベストタイム、セカンドベストタイムとした結果、2戦ともに8番手からスタートを切ることになった。

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QF
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  • DRIVER
    WILLIAM

    後半は伸びたんですけど、前半でもうちょっとセクターごとまとまっていれば、もうちょっといいタイム出せたかな、と思うんですけど。そうですね、昨日よりは調子良かったと思います。バランスも良くて、アンダーも解消できるようになったので、それはすごく良かったです。スタートはバッチリ決めて、勝負したいと思います。

    WILLIAM
  • DRIVEROGUMA
    KOSEI

    セッションの前半で譲ったり、ポジションを取るのがうまくいかなかったりして、ベスト出た周も抜いた周で、タイムアタックができない感じで終わっちゃいました。セットは朝とは変えていないので、悪くはないと思います。決勝は頑張ります。

    小熊孝誠
  • DIRECTORHIRAKI
    YUYA

    小熊くんは昨日2セット、ニュータイヤを使って、今日の朝はユーズドだけだったんですけど、ちょっと昨日からセットも変えて、いい方向に行って、ユーズドとしては想定どおりのタイムが出ていて、走り方もアジャストが進んでいたんです。でも予選になって、ちゃんとタイム出さなきゃっていう心理状況からか、ちょっとミスを連発しちゃって、しっかりアタックできたタイムではない、というところですね。そこがいちばん大きかったかな、と思いますね。レースは強いと思うので、上がってくるんですけど、なかなか順位を上げにくいというところもあるので、何か次のレースにつながるきっかけを、しっかり持ち帰ってきて欲しいです。
    WILLIAMさんは最後の2周ぐらい、引っかかっちゃったのがあったので、もったいないところがありましたね。昨日、今日の練習走行に比べると、しっかりギヤは上げて来られたかな、と思っていて、しっかりまとめられた方だと思っています。あとはしっかりスタート決めて、表彰台を狙えるところだと思っているので、目指して欲しいと思います。

    平木湧也

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RACE1【決勝レース 第5戦】2026年8月1日(土)
【天気】晴れ 【路面状況】ドライ

前回は土曜日の午後に行われたレース1だが、今回は土曜日の午前に戻された。両クラス、2レースとも14周もしくは30分での争いに。早い時間ではあるが、想像どおり厳しい暑さの中で、まずはインディペンデントクラスからの開始となった。

このところ、しっかり決めてくるスタートを、今回もWILLIAMはしっかり決めて1コーナーに6番手で飛び込んでいくも、インからの飛び込みで行き場をなくし、ポジションキープの格好に。その後のコカコーラーコーナー、100Rもしっかりクリアしたものの、続くアドバンヘアピンで後続車両がぴたりと背後に。300Rは並走気味となり、ダンロップコーナーで接触! 復帰はできたものの、左のサイドポンツーンとラジエータを痛めたことから、4周目にはピットに戻ってリタイアとなった。なお、相手のドライバーには10秒加算のタイムペナルティが課せられている。

続けて行われたチャンピオンクラスでは、スタートに出遅れた小熊は1周目を終えた時点で28番手と、ポジションダウンからのレース開始となったものの、2周目には25番手に上がり、その後も集団の中でバトルを繰り返しながら、じわりじわりとポジションを上げ続けた。7周目には20番手、9周目には19番手に上がるも、その先の壁が厚く、なかなか乗り越えられず。それでも13周目にようやく前に出て18位でフィニッシュ。さらにレース後にペナルティを課せられたドライバーがいたことで、ひとつ順位を上げ、小熊は17位という結果を得た。

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RACE1
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  • DRIVER
    WILLIAM

    残念です。スタートはまた良くて、1コーナー頑張ったんですが、ダンロップコーナーで接触があって。左のカウルからラジエータまでダメージを負っちゃって、もうこれ以上走るとつらくなるのでピットインのサインが出て、リタイアしました。今日、タイヤを残したのが効いてくるかもしれませんから、明日もしっかりスタートを決めて、頑張ります。

    WILLIAM
  • DRIVEROGUMA
    KOSEI

    走りの改善を意識してやっていたんですけど、追い上げるのに集中して頑張りました。昨日できなかったことを、ドライビング的に自分でやろうと思って、考えながら乗れたので、良かったと思います。

    小熊孝誠
  • DIRECTORHIRAKI
    YUYA

    WILLIAMさんはまた、スタート良かったんですけど、1コーナーで欲かき過ぎて内側行っちゃったんですよ。そこがなければ、その後に巻き込まれなくて済んだかなとは思うんですが、向こうのミスなので。残念ではあるんですが、ペースもあるので、明日、取り返してもらいたいと思っています。
    とりあえず小熊くんは目標が18位だったので、それはクリアかなと思っています。ただ自分の中でタイミング合わないので、今回の失敗とか、順位上げるのもなかなか危ないところだと思うので、そういう課題をしっかりつかめたのかなと。明日も追い上げのレースになると思うので、今日のレースを活かしてもらえたらと思います。

    平木湧也

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RACE2【決勝レース 第6戦】2026年8月2日(日)
【天気】晴れ 【路面状況】ドライ

レース2は日曜日の午前に行われた。厳しい暑さは相変わらずながら、インディペンデントクラスのWILLIAMは再び8番手からスタートすること、そしてレース1を4周で終えていることから、他のドライバーよりタイヤを残せているのは確実。そこをマージンとした、アグレッシブな戦いが大いに期待されていた。

しかし、その期待はあえなく打ち砕かれた。スタートダッシュは例によって絶妙だったものの、その後の伸びを欠いて1コーナーには10番手で進入。そして、コカコーラコーナーで接触が! しかもレース1と同じ相手だ。今度は再出走ならず、その場でリタイア。2戦続けて不本意な結果に終わった。

続いて行われたチャンピオンクラスのレース2に、20番手から臨んだ小熊。ここではスタートを無難に決めて、まずはポジションキープで1コーナーをクリアする。その後も大渋滞が続く中、1周目のうちに17番手に上がると、2周目には15番手に浮上。このまま順位を上げていきたいところだが、前を行くドライバーもガードが固い。逆に8周目には1台の先行を許してしまう。その後の小熊は、前からも後ろからも離れた単独走行に。結果、16位でのフィニッシュとなるも、先着したドライバーのペナルティでひとつ順位を繰り上げ、15位となった。

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RACE2
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  • DRIVER
    WILLIAM

    今日は朝からクラッチトラブルで、つながりづらい状況だったんですが、スタートは発進が良かったんですけど、ちょっと出遅れちゃったんですね、回転が落ち過ぎちゃって。それで後ろからどんどん来て、右後ろにいた方に“また”ぶつけられちゃって、レースが終わっちゃったという感じでした。ちょっとレースは残念でしたけど、テストからこの暑い中で、車のセットをどう対応するか、そこは勉強になったから、予選は良かったと思いますけどね。次の鈴鹿はすぐですから、気持ち切り替えて頑張りたいと思います。

    WILLIAM
  • DRIVEROGUMA
    KOSEI

    スタートは昨日より良かったんですが、ポジションはキープで行きました。最初の方は前がバトルしていたから隙を見つけて、抜いて来られたんですけど、単独になったらペースが足りなかったと思います。慣れてまわりを見る余裕も出てきて、バトルには自分でも自信があったので、そこから序盤は抜け出せたので、それは良かったかなと思います。

    小熊孝誠
  • DIRECTORHIRAKI
    YUYA

    WILLIAMさんは同じ相手にぶつかるという、まさかの事態でしたが、ちょっとなんとも言えないですね。全部1周目で終わっちゃっているので、悔しい結果になっちゃいました。予選があと1列ぐらい前だったら、もうちょっと状況が変わっていたのかな、と思っちゃいますね。ただ、レース2はちょっとクラッチトラブルも抱えていて、その影響でスタート、後ろに下がっちゃったんだと思います。
    小熊くんはしっかり上げてきて、最後は集団から離れたところに来ていたので、追いつけずに終わっちゃったんですが、しっかり追い上げられたレースだったと思いますし、もっと予選で前からスタートできれば、全然いい結果がついてくるんじゃないかと思っています。次の鈴鹿には練習行っていますが、もう1回行きます。そこでどれだけ上げられるか、ですね。

    平木湧也

NEXT RACE

WILLIAMはまったくレースにならず、逆に小熊は追い上げるレースができました。しかし、予選が……という課題は引き続き残しています。次のFIA-F4は鈴鹿サーキットを舞台に、8月21日〜23日に開催。もう、あっという間ですから、しっかり気持ちを入れ替えて臨んでほしいものです。短いインターバルですが、この間にテストを行う予定ですので、改善の余地は絶対にあり! 引き続き「HELM MOTORSPORTS」の活躍をご期待ください。

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