FIA-F4 ROUND 9&10SPORTSLAND SUGO2026.9.18-20

FIA-F4
ROUND 9&10
RACE REPORT2026.9.18-20

SUGOでは予選から好調、2戦ともシングルグリッドへ
第9戦は無念のリタイアも、第10戦は4位でゴール、今季最上位とする!

「HELM MOTORSPORTS」はチーム創設以来、挑み続けているFIA-F4選手権を、インディペンデントクラス3年目のWILLIAMとともに戦っていく。シリーズ第5大会の舞台はスポーツランドSUGOだ。

鈴鹿サーキットで行われた第4大会で、WILLIAMは予選をしっかりまとめられなかったものの、2戦とも9番手につけ、連続入賞の期待が込められていた。第7戦はペナルティによる繰り上がりで7番手からスタートを切ることができ、しっかりオーバーテイクの機会をうかがっていたが、二度もセーフティカー(SC)が導入されて“お預け”を食らった格好に。トップの自滅もあって6位という結果を得たものの、不完全燃焼感を残していた。

第8戦はストールでスタートに出遅れるも、そこからの追い上げが凄まじく、9位でゴールして目標の連続入賞を果たしたかと思われた。しかし、最終ラップのシケインでスピンした車両を避けようとしてコースアウト。復帰の仕方に問題があったと判定され、5秒加算のペナルティで12番手に降格することに……。だが、レースペースは悪くなく、バトルにもキレがあって、ますますの進化を感じさせたのは、紛れもない事実だった。今大会は、さらに目標を高めて、表彰台を目指す。

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QUALIFYING【公式予選】2026年9月18日(金)
【天気】曇り 【路面状況】ドライ

走行が木曜日から開始されるのは、どの大会にも共通するものの、予選がどのタイミングで行われるか定まっていない。今大会は富士スピードウェイの第3大会同様、金曜日の午後に予選が行われた。

さて、この週末、誰もが気にしていたのが天気だ。9月の東北だから、もう猛暑からは解放されたものの、雨がいつ降るか。FIA-F4の走行中に降らないのが最も望ましいが、走行中でなくても降ってくれば、路面状態を大きく変えてしまう。ましてや台風も接近中だ。

幸い、木曜日に2回、金曜日の午前に行われた専有走行は、すべてドライコンディションが保たれ、WILLIAMはすべてトップ10につけていた。金曜日に至っては、計測1周目にトップタイムを記しており、若干スロースターター気味のWILLIAMが積極性を見せたのも、大いなる進化と言えるだろう。自己ベストタイムも1分26秒002と、あと一歩で1分25秒台に突入するまでとなっていた。

上空には薄い雲がかかっていたが、予選はドライコンディションを保って行われた。計測1周目から1分27秒台に入れてきたWILLIAMは、次の周にはもう1分26秒台に突入、その後もしっかりタイムを刻み続けると、計測6周目にはついに壁を突破して1分25秒974をマーク。ポジションも5番手に! 次の周には1分26秒024を記録した後、最後の最後にまとめ上げるはずが、不運にも赤旗が……。そのまま終了とならなければ、もっとタイムを縮めていた可能性もあっただけに、残念な幕切れではあるが、走行後にはいつも以上のWILLIAMスマイルが。第9戦は6番手から、第10戦は5番手からスタートできるだけに、決勝にも大いに期待がかかった。

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QF
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  • DRIVER
    WILLIAM

    初めて5秒入りました、SUGOで。バランスも良かったし、あとセクターごとコンマ1とか2秒ちょっと足りないのは、そこはドライビングだと思うんですけど、バランスは昨日よりも良くなっている感じで、そこは良かったと思っています。明日はどんな路面状況になるかわからないんですけど、とにかく前に進んで、ちゃんと完走できるように、まずそれは第一と、フルプッシュで追い上げて、表彰台も見えてきたので、そこに向けて頑張っていきたいと思います。

    WILLIAM
  • DIRECTORHIRAKI
    YUYA

    良かったと思います。明日6番手で、明後日が5番手。5秒台に入れてくれたのは良かったですね。今週は練習から安定していて、車のバランスもいいとのことなので。明日は雨でしょうけど、こないだのテストでウェットも走っているんですよ。みんな、他のドライバーもそうでしょうけど、ウェットも走っているので、そこは問題ないかな、と思っています。荒れると思うので安パイで、今年はあんまりポイント獲れていないので、しっかりこの順位でゴールしてほしいと思います。

    平木湧也

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RACE1【決勝レース 第9戦】2026年9月19日(土)
【天気】曇り 【路面状況】ウェット

今大会の決勝レースは、土曜日と日曜日の早朝に行われ、すべて17周もしくは30分の争いとなった。直前まで降っていた雨こそやんでいたが、路面はもちろんウェットのまま、とてもドライタイヤで走れる状態ではなく、全車ウェットタイヤを装着していた。

6番グリッドからスタートをそつなく決めたWILLIAMは、まずはポジションキープでレースを開始。1周目を終えた時点で、前の車両との差はコンマ2秒で、今にも飛び込んでいきそうな勢いだ。しかし、オーバーテイクポイントの少ないコースとあって、なかなか抜きに行けない状態のまま、ペナルティポイントの累積で、最後尾から追い上げてきた車両がすぐ背後に。

前を追いかけ、さらに後ろも抑えなければいけない厳しい状態の中、1コーナーでインを刺され、7番手に後退。再逆転を狙ってプッシュしたWILLIAMだったが、これが裏目に出てしまう。8周目の3コーナーでスピンし、コースアウト。リヤウィングを曲げてしまうも、足回り等にはダメージを負わずに済んだのは、不幸中の幸いだった。

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RACE1
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  • DRIVER
    WILLIAM

    3コーナーの進入でスピンしてしまい、全然止まりきれなくて。後ろから突っ込んじゃったんですね。ブレーキがちょっときつかったかな。後ろから来た方がペースあったんで、なかなか。前の方には着いていけたんですけど、途中からつらくなって、後ろから来た方を抑えるのが難しかったですね。残念ですが、仕方ないですね。明日は5位スタートなので、しっかりやっていきたいと思います。車はリヤウィングだけが曲がっただけで、あんまり大きなダメージじゃなくて良かったです。

    WILLIAM
  • DIRECTORHIRAKI
    YUYA

    セクター1は全体ベスト出ていたんですよね、前の周に。だから、けっこういい感じだったんですけど、後ろの車のペースが良くて、そこにちょっと頑張っちゃったようですね。調子が良くて攻められるから、行けていたから、もっと行けると思って行っちゃったんでしょうね、きっと。セクター1は行く必要なくて、それ以降のセクター2とセクター4が離れているだけなので、ちょっと頑張り過ぎたったなと。明日は5番手からですが、たぶん雨でしょう。雨でも悪くないと思います、落ち着いていけば。

    平木湧也

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RACE2【決勝レース 第10戦】2026年9月20日(日)
【天気】雨 【路面状況】ウェット

決勝レース第10戦のスタート進行を前にして、雨は再び降り始めてしまう。といっても、霧雨のような状態だったため、WILLIAMはドライタイヤでコースイン。だが、グリッドにつくや、車両の下以外が瞬く間に黒く染まっていく。迷うことなくウェットタイヤに交換する。全車、いや最後尾に並んだ1台を除き。

この後、もし雨がやんだらドライタイヤを選んだドライバーのギャンブル成功となる。しかし、このまま降り続けば……。ことWILLIAMにとっては5番手からのスタートで、しかも第9戦をリタイアしているから、リスクを冒すことはできない。だが、この選択が正解だった。雨はそのまま降り続いたからだ。

WILLIAMはスタートを無難に決め、ポジションキープで1コーナーに。続く2コーナー、3コーナーで前の車に襲いかかるも、抜き切るまでには至らず。セクター4で離されてしまうが、1周目を終えた時点でもう後続は引き離す。そのことが幸いする。2周目の馬の背コーナーでオーバーシュートしたが、縁石を踏むに留め、なおかつ5番手のままでいられたからだ。

先行する4台からは遅れ、単独走行になってしまうが、中盤に差し掛かると、トップグループにも遜色のないタイムを刻むようになっていく。そんな状況の中、11周目から馬の背コーナーで止まった車両を回収するため、セーフティカー(SC)が導入される。それまで4番手に2秒以上離されていた差が一気に縮まった。これは千載一遇のチャンスか?

3周後のリスタートで、前にコンマ4秒遅れで続いていったWILLIAM。だが、1コーナーでは逆転できず。そんな状況の中、前で2番手争いをしていた車両の1台が1コーナーでスピン。これでWILLIAMは4番手に浮上。直後に導入されたSC先導のままチェッカーが振られ、今季最上位となる4位を獲得した。

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RACE2
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  • DRIVER
    WILLIAM

    なんとか無事に! おこぼれもらって、4位まで繰り上げました(笑)。雨は強くなる方向だったんですよ。最初、グリップ感がなくて、グリップをいろいろ探していたんですけど、後半になってきたらペースも安定してきて、上のトップタイムとそれほど、コンマ何秒しか違っていなかったと思います。だから、内容としては、後半は悪くなかったのかな? もうちょっと最初からガンガン行けば良かったんですが、ちょっと馬の背でしくじっちゃって、ちょっとオーバーランして戻ってきちゃったので、そこがね(苦笑)。3番手の方がスピンして、前との差を詰めることができたんですけど、それでSC入っちゃった。仕方ないですけどね。次はやっぱり表彰台、狙っていきたいですね。

    WILLIAM
  • DIRECTORHIRAKI
    YUYA

    まず完走というのが目標だったので、そこはすごく良かったな、と思っています。ペースもセクター1、赤ついていたりしたんで、すごく良かったと思います。フルウェットのレースは初めてなんですよ、ちゃんと完走したのも。ちゃんとレースしたのは、今回初めてだったので、そういった部分じゃ、けっこう落ち着いてレースできたから、良かったと思います。SCが出て前に追いついた時は、こっちはすごく盛り上がっていましたよ。でも、良かったですよ、今シーズンのベストリザルトですから。なので、次に向けて、また頑張ってもらいたいと思います。

    平木湧也

NEXT RACE

次のFIA-F4はオートポリスで10月17日〜18日に開催されます。第9戦と第10戦と、対照的な結果になってしまいましたが、終わり良ければすべて良し、とも言うではありませんか? 今大会はペースも安定していましたし、いいムードの中、週末を終えることができました。次はもうすぐですから、きっと好印象の中、オートポリスに乗り込めるはずです。WILLIAMと「HELM MOTORSPORTS」から届く吉報、お待ちください!

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