SUPER GT ROUND 1OKAYAMA2026.04.11-12

SUPER GT
ROUND 1
RACE REPORT2026.04.11-12

好天に恵まれガチンコ勝負の開幕戦。
タイヤ選択に翻弄され、決勝は不運により24位。
不完全燃焼で悔しさ残る結果に

「HELM MOTORSPORTS」は、国内最高峰レースである「SUPER GT」のGT300クラスに、NISMOのオフィシャルパートナーチームとして引き続き挑む。

3シーズン目となる、2026年は体制不動。チーム代表である平木湧也が第1ドライバーを、平木玲次が第2ドライバーを務め、引き続き兄弟コンビで臨む。監督もまた福山英朗が采配を振い、浦野夢希がエンジニアを担当することでも変わりはない。

マシンもNISSAN GT-R NISMO GT3のまま、タイヤも横浜ゴムとの強力なパッケージで全8戦を戦っていく。

もはや恒例となっている、岡山国際サーキットが舞台の開幕戦は、300kmレースとして開催される。このオフシーズンでは、2025年の反省点を活かし、さまざまな準備を重ねてきた。味わった悔しさをエネルギーに変え、今シーズンは一味違う「HELM MOTORSPORTS」を見せられるよう、全力を尽くす所存である。

なお、シリーズは例年どおり全8戦での開催が予定されていたが、『中東情勢の悪化と不確実な状況を含め、現在の世界状況を総合的に評価した結果』として、第3戦マレーシア・セパン大会の延期が決定。国内での代替レースは行われず、7戦での開催が正式に発表された。

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QUALIFYING【公式予選】2026年04月11日(土)
【天気】晴れ 【路面状況】ドライ
Q1:
平木湧也/1分26秒618(グループB/10番手)
Q2:
不出走
総合結果:
【総合20番手】
Q1: 平木湧也/ 1分26秒618 (グループB/10番手)
Q2: 平木玲次/ 不出走 -
総合結果: 【総合20番手】

開幕前に実施された2度の公式テストはいずれも天候に恵まれなかったが、シーズン開幕を迎えた公式予選日の岡山国際サーキットは朝から雲ひとつない青空が広がっていた。場内には桜も咲き、季節の移ろいを感じさせる絶好のレース日和に、多くのGTファンが足を運んでいた。午前に実施された公式練習は気温18度/路面温度24度と、これまでのテストと大きく異なるコンディションでの走行となった。まずは平木玲次が乗り込み、9周目に1分28秒214をマークして26番手に。ピット練習を挟み、平木湧也が走行を担当し周回を重ねひとつ順位を上げるが、想定以上に上昇した気温および路面温度に対しタイヤのマッチングに苦戦。思うようにタイムを更新することができない状況が続いた。それでもチームは決勝を見据え、セットアップの変更を積極的に実施。終盤の専有走行では1分27秒639と自己ベストを更新したものの、25番手にとどまり、予選および決勝に向けて課題を残す結果となった。

大盛況のピットウォークを経て、迎えた公式予選。GT300クラスのQ1/B組に出走した「HELM MOTORSPORTS GT-R」は、平木湧也にQ1を託された。コースイン後、タイヤに熱を入れアタックに備えるなか、残り5分を切ったタイミングで1台がコース上にストップし、赤旗中断となる。その後、残り6分で再開されると、再びタイヤに熱を入れてアタックへと挑んだ。すると再開後の3周目に1分26秒618を記録して、8番手に食い込む力走を披露する。

終了時間を迎え、予選Q2進出可能台数のうちに入っていたが、他者のラストアタックによって順位を押し下げられ、わずか0.221秒差でQ1には届かず総合結果は20番手。2026年初戦は後方グリッドからのスタートとなったが、決勝でひとつでも上のポジションを取り返せるよう、早くも準備が進められていた。

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QF
COMMENTS

  • DRIVERHIRAKI
    YUYA

    朝の公式練習で想定していたよりも路面温度と気温が10度以上高く、温度域が合っていませんでした。タイヤも今回は1種類しか持ち込んでなかったので、それで走り切るしかないという状況のなか、セットアップでいろいろ試してみましたが、なかなか対処しきれないというのが現状でした。決勝は厳しい戦いになることが予想されますが、最後まで走り切ってしっかりとポイントを取りに行きたいです。

    平木湧也
  • DRIVERHIRAKI
    REIJI

    僕は予選Q2担当の予定でしたが、ギリギリあと1台通過できず、走ることができませんでした。ですが、朝の公式練習では、僕が最初に出てワンアタックした際に、グリップ感がまったく感じられませんでした。想定していたよりも路面温度と気温が上がりすぎてしまい、持ち込んだタイヤのマッチングがうまくいってないのかなと思います。公式テストの時に比べて気温が大きく異なるので、その点は予選まで苦労してしまいました。ロングランはまだできていませんが、タイヤライフの落ち幅は大きいので、決勝は苦しい展開になりそうですが、しぶとく攻めて走り切ります。

    平木玲次
  • DIRECTORFUKUYAMA
    HIDEO

    事前の公式テストは明るい兆しが見えて、もうひと頑張りすれば自力でトップ10フィニッシュも狙えるような結果で、自信を持った状態で今回の岡山に臨みました。ですが、公式練習で結果は落胆を隠せない状況で、おそらく想定外の温度上昇にタイヤの守備範囲が外れてしまったと考えています。コンディションも悪く、とてもトリッキーな路面でしたし、僕たちの持っているタイヤの発動までには、路面はもう少しクリーンな状況で走る必要があり、ロングランで路面が出来上がってくるのを待つべきだったかな、という反省点はあります。いざ予選が始まると、路面も少しずつ整ってくれたおかげで、うまく発動して前との差は縮めることができたので、少し希望も持てる結果で終えることができました。

    福山英朗

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RACE【決勝レース】2026年04月12日(日)
【天気】晴れ 【路面状況】ドライ
【24位完走】

決勝日を迎えた岡山国際サーキットも快晴に恵まれ、前日よりもやや汗ばむ陽気となった。前日にタイヤのマッチングがうまくいかず、本来のパフォーマンスを発揮しきれなかったことを踏まえ、ダウンフォースを増やしタイヤを労わる方向性へセットアップを変更。ウォームアップ走行では、その確認作業と決勝で使用するタイヤのスクラブを行い、本番へと備えた。

多くのファンが見守るなか、ホームストレート上ではグリッドウォークやスタート進行が行われ、決勝時間が刻々と迫る。緊張感が高まるなか、パレードラップとフォーメーションラップを経て、2026年シーズン初戦の決勝レースが幕を開けた。スタートドライバーを務めた平木玲次は鋭い反応を見せ、オープニングラップで1台を仕留め、19番手に浮上。上々の立ち上がりを見せた。

公式練習や公式予選ではタイヤのマッチングに苦戦し、十分なペースを発揮できていなかったものの、セッティング変更によって決勝では一定の改善が見られ、前方の集団にも離されることなく喰らいついていく走りを見せた。しかしながらストレートパフォーマンスに勝る「HELM MOTORSPORTS GT-R」ではあるものの、今回のセッティングの仕様により強みを活かせず、勝負に持ち込めない状況が続いた。

そのこともありアンダーカットを狙うべく、当初予定していたミニマムスティントの26周目にピットイン。平木玲次から平木湧也にステアリングを託した。コースに復帰すると序盤同様に安定しており、同じGT-R ×ヨコハマタイヤというパッケージのライバルと遜色ないラップタイムを刻む。以降は最後まで平木湧也が走り切ってチェッカーを受ける予定だったが、ドライバー交代を行った際のピット作業上でミスが判明。そのため再びピットに戻すこととなり、急きょ36周目に2度目のピットイン。後半に追い上げを図る戦略だったが、余分なピットインを強いられた影響で大きくポジションを下げることとなり、27番手まで後退してしまう。

それでも決勝レースペースの良さを活かし、前方とのギャップを縮めることに専念。レースは終始セーフティカー(SC)やフルコースイエロー(FCY)などを挟むことなく、クリーンなレースが展開されていくなか、終盤には平木湧也はなんとかリカバリーを見せて24番手まで順位を回復させ、チェッカーを受けた。決勝にはペースも改善し、ポイント圏内も狙えていただけに悔しさが残る結果となってしまった。チームとしてもピット作業ミスを重く受け止め、改善策を講じる所存だ。今回の悔しさを晴らすべく、チーム一丸となって次戦の富士大会に向けて準備を進めていく。

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COMMENTS

  • DRIVERHIRAKI
    YUYA

    今回は想定した以上に気温と路面温度が高く、タイヤのマッチングに苦戦する展開となりました。セッションを通じてなんとか良い方向に持っていけるようにセットアップ変更を重ね、決勝では少し取り戻すことができました。玲次がミニマムでスティントを終えて、僕がロングランをするという作戦を採りましたが、ピットのタイミングも悪くなく、コース復帰後のペースも良く感じました。予選での一発の速さには課題が残ったものの、決勝のペースは悪くありませんでした。そのなかでチームのミスにより余分にピットインを強いられてしまい、大きく順位を下げる結果となりました。レースを戦う上であってはならないミスであり、僕自身もとても悔しいです。今後このようなことがないように、チームの体制をより強化して再発防止に務め、次戦以降はさらにひとつでも上を目指してチーム一丸となって全力で戦います。

    平木湧也
  • DRIVERHIRAKI
    REIJI

    スタートドライバーを担当して1周目にポジションをひとつ上げ、ペースも悪くなく、前の集団の隊列にもついていくことができました。車種の違いもあり、なかなか抜くことはできませんでしたが、僕が担当したスティント中のペースはトップグループと比べてもそこまで差はなく、昨年と比べてもクルマのパフォーマンスが上がっているなと感じました。ピットでのミスがなければ、ポイント圏内で争えたという手応えもあっただけに残念です。次戦富士は事前テストでフィーリングも良く、タイヤ選択も迷うことはなさそうなので、今回のレースの悔しさを、なんとかいい結果で返したいなと思っています。しっかり準備をして頑張ります。

    平木玲次
  • DIRECTORFUKUYAMA
    HIDEO

    今回はミスの多いレースでしたし、やりきった感はありませんでした。レース中は良いペースも見られましたし、ポジションこそ容易に上げることができなかったかもしれませんが、ミスなくしっかりと戦うことができていれば、ポイントも獲得することができていたと思います。ピットでのミスは絶対にあってはならないものでしたし、今後はこのようなことがないように徹底していかなければなりません。今年はいい形でシーズンを始められると思っていましたが、まだ課題はとても多いということを見せつけられたレースでもありました。次戦の富士に向けて、できることをしっかりとして準備を進めていきます。

    福山英朗

NEXT RACE

SUPER GTのシリーズ第2戦は富士スピードウェイを舞台に、毎年恒例ゴールデンウィーク真っ只中の5月3〜4日に開催されます。レースは3時間の長丁場で競われ、多くの観客が詰め寄せる一戦としてお馴染みです。大観衆の前で、恥ずかしいレースはできません。また、同日にはFIA-F4が開幕。今年2台体制で臨み、チャンピオンクラスにルーキーの小熊孝誠(おぐま こうせい)、そしてインディペンデントカップには3年目のSAKAI WILLIAMを擁することとなりました。こちらもご期待ください。

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