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ザ・ヘルム・タイムズザ・ヘルム・タイムズ

HELM MAGAZINE

INTRODUCTION

知れば、知るほどハマっていく、日本唯一の耐久レース、スーパー耐久3つの魅力

2022年、HELM MORTORSPORTSが、シリーズチャンピオン獲得

HELM MOTORSPORTSにおいて、いま最も大きな盛り上がりをみせているレースが「スーパー耐久シリーズ」。というのも、我がHELM MOTORSPORTS が、「ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook」において、ST-Xクラスに初参戦。シリーズ全7レースで激しい首位争いを勝ち抜き、2022年シリーズチャンピオンに輝いたからだ。「S耐(エスタイ)」の名でも親しまれているスーパー耐久シリーズは、世界的に見ても非常にユニークなレースとして知られている。

1.24時間で面白い!爆音を子守唄にサーキットで1泊2日?

スーパー耐久は、モータースポーツを通して「人生に挑戦し続ける」ことをコンセプトに、市販車をベースとした日本発祥・日本唯一の参加型耐久レース。3時間、5時間など決められた時間内で、どれだけ長い距離を走れるか、クルマの限界も試されることから、自動車メーカーも製品開発に役立てようと参戦するほど。中でも、24時間走り続ける「富士24時間レース」は、年に1度のモータースポーツのお祭りとして幅広いファン層を集める人気レース。爆音で張り詰めた雰囲気のサーキットとは裏腹に、ファミリー客がBBQをしながら宿泊観戦するキャンピングエリアという非日常的なコントラストは、富士スピードウェイの風物詩にもなっている。

2.全9クラス混走が面白い!フィットからフェラーリまで61台が入り乱れ

耐久レースでは、車両の排気量などが異なる2〜4のクラスが同時に走る混走スタイルも魅力の一つ。ことにスーパー耐久は、コンパクトカーからスーパーカーまで、なんと9クラス61台(2022年)が混走するという圧倒的なカオス感により、耐久レースの魅力を極限まで引き出している。例えば、フィットとデミオの激しいバトルを、後方から来る時速300kmのGT-Rが一瞬で抜き去る。そんな従来のレースでは決して見られなかった光景が、桁違いの興奮をもたらすことから、それを楽しみにスーパー耐久を観戦するファンも少なくない。

3.選手が面白い!アマチュアも元F1選手もプロと同じ土俵

出場車両が9クラスあるということは、出場する選手も幅広いということ。同時に、出場するチームもプライベーターからワークス(自動車メーカー)まで幅広い。また、スーパー耐久シリーズはアマチュアの憧れとなるような参加型シリーズを目指していることから、カスタマーカーを使うST-X・Z・TCR クラスでは、チームに必ずアマチュア選手を登録し、出場させることが義務付けられている。それで、スーパー耐久には、プロドライバーだけでなく、アマチュア選手、さらには元F1ドライバーまで幅広い人が選手として出場することでメディアも注目。スーパー耐久では、ユニークな経歴の出場選手の話題に事欠かないのだ。